業務案内

業務案内

石川漆工房は創業以来、分業で行うことが一般的な漆器製作を工房内で商品開発から木工、塗り、加飾と一貫して行うことでお客様の様々なご要望にお応えし、また「水と空気以外なんにでも漆を塗ります。」を合言葉に新しい商品、技術を開発しようと取り組んでおります。ここでは当工房が実際に行っている業務について実例を交えて紹介することでより石川漆工房を知っていただけたらと思います。

業務案内フローチャート 石川漆工房の業務の特徴 石川漆工房とはこんなことができる会社(工房)です。

漆器製作の工程が一つの工房に

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例えばこのような仕事がありました。

A社より
「木材ではない素地の筆ペンやルーペに漆塗りの加工は可能か。」と問い合わせが入りました。
工房内で塗り加工前の商品状況を確認し、塗り加工の方法を検討し、クライアントにサンプルを提出。
結果、クライアントよりOKをいただき、これまでになかった漆塗り加工がされた筆ペンやルーペといった商品が開発された。

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他にこんな仕事がありました。

デザイナーBさん
あるデザイナーさんより木製で漆塗りの名刺ケースを作りたい。製作にあたって素地と漆の塗りについて提案してほしい。ただし名刺ケースは蓋のない名刺を指で押しだすタイプのものにしたい。
この要望についてまず木工課に素地の種類と蓋のない状態でどうすれば名刺がずり落ちないようにできるか方法を考えるように要請。
木工課から素地の候補が上がってきた時点で塗り担当が塗料の選択、塗り方について検討。
名刺は一枚になってもずり落ちないようにするために苦労をしましたが、なんとか名刺を止める方法を考案し、クライアントにサンプルを提出。幾度かのサンプル確認を経てこの春から商品として売り出されました。

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ここではこの二つの仕事の進み方についてご覧いただきましたが、当工房では木工から塗り、加飾までの部署をひとつ屋根の下に置き各工程で連携をスムーズに行うことでクライアントが「素地の相談はA社で塗りはB社でそして加飾はC社で」といったようにばらばらに相談するわずらわしさをなくし、迅速に要望にお応えすることが可能です。当然、素地だけのご相談、塗り加工だけのご相談などでもまったくかまいません。漆器、漆についての相談であればなんでもお気軽にお申し付けください。